毎年、この時期、

小学校や中学校で、学習発表会や合唱コンクールが催されます。

 

この秋も数名の生徒さんが、伴奏を担当することになりました。

伴奏は、普段のレッスンでの練習曲とは、また違ったスキルが要求されますし、

おまけに歌の練習に間に合わせるために、一刻も早く仕上げなきゃ…とこちらも余念がありません。

 

けれど、小さな生徒さんや、伴奏が初めてという生徒さんは、全然、本人が切羽詰まってない😱

危機感ゼロ!

 

中学生くらいで、もう何回か伴奏を経験したことのある生徒さんなら、

ダイレクトに「合唱の出来はあなたに責任がかかってるんだよ!」と言って発破かけますが、

小さな生徒さんには、それだと厳しすぎる?というか、伝わらないので、言い回しに心を砕きます…💦💦💦

 

「◯ちゃんが、みんなの演奏を盛り上げてよ~⬆️」

 

「◯ちゃん、伴奏上手って言われたら嬉しいじゃん⬆️」

 

「伴奏がきれいだと、みんなもノレるんだよ〜⬆️」

 

と、いいことしか言いません(笑)

 

なのに、譜読みが進まない😭

 

でも、どんなに顔面がひきつっても

「早く仕上げなきゃあ、間にあわんだろが~ッ👹」

とは言いません(笑)

 

そんなこんなで、ようやく仕上がった時は、こちらがやりきった感でいっぱいになります💦

 

そして、嬉しい副産物もあったりして…

 

今まで、なかなか④のユビ(薬指)を使えなかったのが、伴奏のアルペジオを弾かざるをえないために、練習の末、うまく使えるようになったり…

 

普段の練習曲では、避けてしまいがちなことも、合唱の伴奏になると、やはり「ちゃんとやろう」という気持ちが、小さな胸にも湧き上がるのかなあ…と思いました。

チャレンジすることは、しんどいけど、可能性も広がります。

 

色んな経験を積んで、小さな自信を育んでほしいと思います。